今日は寒いのでコトリアードを作りました。
コトリアードとはフランス北西部に位置するブルターニュ地方の郷土料理です。魚貝をたくさん入れて、牛乳を加えるので、白いブイヤベースともいわれています.
一般には玉ねぎ、じゃがいも、ニンジンなどの野菜を林檎酒と水と牛乳を入れて、火が通ったら、魚介類を加えて、煮込んでいくお料理です。

ここではある素材を使って簡単に。薄くスライスした玉ねぎをオリーブ油でよくいため、じゃがいも、人参、白ワイン、水、にんにく、だしの素を入れて野菜に火が入るまで火を入れる。その中に塩だら、えび、あさりを入れて、火が入ったらパセリを散らしてできあがりです。

ブルターニュ地方は冷涼なため、葡萄の栽培に向いていません。そこで特産の林檎の発泡酒シードルを入れますが、ここでは白ワイン(日本酒)を加えていきます。またムール貝などを入れますが、スーパーでなかなか手に入らないのでアサリで代用です。
「コトリアード」とはブレイス語(ブルターニュ語)で「鍋の中身」という意味で、ルーツはかつての漁師の食事です。豊かな漁場として知られていたブルターニュ地方ですが、高級な魚介は富裕層の口へ。海から戻った漁師は海辺で大きな鍋で海水を沸かし、その中に売り物にならない傷の魚や殻の取れた貝の身などを入れ、香草とともにぐつぐつと煮て食べていたとか。要は日本の粗汁のようなものですね。それをコトリアードとよんでいたそうだが、今ではかなり色々な魚介類が入って豊かな料理となっているみたいです。

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