フランスの朝食はとても質素

普段のフランスの朝食は実に質素である。

一般のフランス人はバゲットを横にスライスしてバターとジャムをたっぷりつけ(タルチーヌ)あとはカフェオーレだけですましている。

毎日バゲットにジャム・バターとカフェオーレだけであきないのかなあと思うのだが、
マリエールによると平日は仕事があって朝食の準備にバタバタとしたくないし、休日の朝はゆっくり寝ていたいので簡単に用意できるものがよいそうなのである。

カフェに行くと、バケットにバターとジャムをたっぷり塗り、それをカフェオレにどぼんと浸して、食べている。
これは別に下品なことじゃなく、フランスの伝統的な習慣で、みんながやってること。

「なぜパンを飲み物に浸して食べるの」と友人のナディーヌに尋ねると、

「パンにカフェオレやココアの味が染みて美味しいから」

マリエールは「柔らかくなって食べやすくなるから」という。まぁ、理由も人それぞれだ。
ジャムの甘酸っぱさとバターのマイルドさに、カフェオレのミルクコーヒー感が加わり、口にいれるとうまく融合して確かに美味しい。
なかなか、想像できない味だとは思うが、これをかわいいカフェオーレボルになみなみとカフェとミルクを注ぎ、バゲットを浸し、ちょっとふやかしたところをほおばる。パリの街角カフェでこれを食べるとさらに美味しい。

家庭では子供たちはバゲットにハチミツ、ジャム、チョコスプレッド(ヌテラ)などをつける。

カフェオーレの代わりにショコラ(BOX入りのチョコパウダー)に温めた牛乳を混ぜ、バターをたっぷり塗ったバゲットをドボンと浸して食べる。

イギリス人と違って卵料理もあまり朝食には食べず、かなり質素である。

バゲットにサラミやチーズを挟んだり、ツナやポテトをはさんだりするのは、ランチとして手軽にたべるものとしてサンドイッチやさんで売られている。

私の朝食は、カフェオーレボル(ポーランドの陶器 カリヒ)にテオレ(ミルクティ)を注ぎます。

そして、朝食はしっかりとるのが習慣なので、クロワッサンを横にスライスして、カマンベールとハムをはさんだもの、またバターをたっぷりぬってベルギーのマテルネ社のアプリコットやフランボワーズなどのコンポートをぬる。

そしてオレンジジュースと共に休日はゆっくりと嗜む(これは給料日後の休日だけかな(笑)

いつもパリジェンヌはクロワッサンを食べていると思われるが、実際にバゲットは長いもの一本130円くらい。クロワッサンは150円位と高いしバターもたっぷり入っているのででカロリーが高い。だから、クロワッサンは毎日食べない。ウイークエンドなどの休日だけは少しリッチにクロワッサンとパンオーショコラを食べているかな。

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