映画 パリの子猫の物語

「ルー、パリで生まれた猫」というフランス映画を見てきました。

舞台はパリ。

パリで暮らす10歳の少女クレムがパリの屋根裏部屋で見つけたのは、生まれたばかりのきじトラの子猫でした。

母親と離れてしまった子猫がかわいそうでクレムは引き取ることにしたのです。

両親はとても仲が悪くて離婚寸前であり、クレムは家庭では居心地が悪い。

そんな中に子猫が舞い込み、一緒に暮らす時間が癒やしの一時となっていく。

ヨーロッパ特有の屋根裏部屋の様子がとてもリアルにでていて、興味深い。

クレムは子猫の名前をルーとなずけます。

 

パリではもちろん中庭などの外で他の猫と戯れている猫もいますが、ほとんどが家の中で飼育されています。猫はいたるところにいてフランスでは3人に1人が少なくとも1匹の猫を飼い、犬を飼っている人は、5人に1人とのこと。子供も大人も、犬猫に対しての愛着が深い。

セリフはあんまりないのに映画としての存在感を感じさせます。

猫が好きな人にはとても魅了される作品です。

ルーの甘える姿、相棒と戯れる姿、戦う野性的な姿など豊かな表情をうまく捕らえられています。

森の中の別荘やパリと行き来をしながらふたりはいくつもの季節をともに過ごします。フランスの中流家庭以上なら、ほとんどの人が所有しているという別荘の素晴らしさもよく描写されています。

しかし最後は別荘で、ルーを森の中の自然に帰してしまうのです。

 

再びクルムは、両親が離婚して寂しい家庭、そしてルーが不在の毎日。ひとりぼっちになってしまうクルム。

最後はかわいそうな結末になってしまいます。

私もパリで友達から頼まれて半年だけ犬を飼っていました。その犬が大きく吠えるときは、隣の住人に迷惑がかからないように、とても心配だったのですが、隣の人も九官鳥をかっていて、動物に対しての理解が深くうまく切り抜けることができました。
パリのアパートは、普通は動物の飼育が可能です。基本的に、どのアパートも小型の犬や猫であればOKなようです。
市内のほとんどはアパート(アパルトマン)が多いので、犬小屋というのもみかけません。
室内飼い、が基本です。


パリの街中で、野良猫を見ることはほとんどなく一匹で外で歩いている猫も、大抵は
アパートの住人の誰かの所有の猫です。ただ中庭で他の猫と遊んでいる。。。ということはよくありました。

個人主義の強いフランス。また人に対しての懐疑心も強い人が多く、マリエンヌもよく言っていました。

「人間は信じられないけど、犬はうらぎらない。嘘もつかない。だから好きなのよ」と

本当に、レストランによく連れてきて、ペット用の食事をさせたり、高価なドレスや犬用ワゴンにのせたり。。。そのかわいがりようは、並外れてすごい人も多かったように感じられます。

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