
以前から、宮沢賢治がどのような環境で育ち、どのように童話を描いていったのか、とても興味があった。「銀河鉄道の夜」や「注文の多い料理店」など、普通の人なら思いつかないような、ロマンと創造性のある世界へと誘う作品はどうやって生まれたのか。
そんないくつかの疑問を胸に、新花巻まで赴き、宮沢賢治記念館やイーハトーブ館、宮沢賢治童話館などのゆかりの地を訪れた。
新花巻駅から宮沢賢治記念館まで歩くとかなりの距離である。.
↑道中の道しるべがまた面白い。
このように賢治の作品が絵になったものが道案内であった↓
そして着いたと思ったら360階もの急な階段を上らなくては記念館にたどり着けない。
このような行程からしてもまるで宮沢賢治の世界だ。
着いたらすぐに山猫軒がある。
「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はいりません」
と掲げられた看板。すでに物語は始まっていた。
「注文の多い料理店」とは、狩猟のために山奥に訪れた二人の青年紳士が不思議な西洋料理店を見つけるという物語だ。店では、客に様々な注文を求める変わった看板が掲げられている。彼らは、その料理店の雰囲気や、店に書かれた変わった注文に興味を持ち、不思議な雰囲気のお店に入る。最終的には、山の化け物に襲われてしまうという物語である。
中に入ったら、なんか本当に食べられてしまうのではないかとおそるおそる入る。
賢治は、三ツ矢サイダーをお酒代わりに、そして天ぷらそばを食べるのが好きだったらしい。私も同じものを注文した。
お腹いっぱいおそばを食べると、無事にレストランから出ることができた。
賢治はドリームランドとして日本岩手県であるこの土地にイーハトーブを作り上げていった。 田園の風や光にみちあふれ清くきれいに輝き、罪や悲しみでさえ忘れてしまいそうなその不思議な銀河の空間、四次元宇宙の中で心象スケッチとして様々な詩や童話を作り上げていった。
ここでは科学、芸術、宇宙、宗教、農業とさまざまなフィールドに分かれて、彼の研究してきたテーマが展示されていた。
次の日は童話村を散策する。
「銀河鉄道の夜」は、内気で孤独な少年ジョバンニが友人のカムパネルラと不思議な銀河鉄道に乗って旅する物語だ。ジョバンニは、苦しい家庭事情や同級生からのいじめの中で、カムパネルラに支えられながらも、孤独を感じていく。ある夜、銀河鉄道に乗り込み、星空を眺めながら、さまざまな人々や風景、そして死者たちと出会い、彼らの言葉から「本当の幸せ」について考える。
幻想的な世界観と、死者たちの言葉を通して、幸せとは。。。人生の意味。。。について問いかける物語だ。
この日の夜は宮沢賢治の愛した花巻温泉郷の陸奥の名湯に泊まる。
彼は大沢温泉によくよく入ったそうだが、近くにある愛燐館に泊まる。
露天風呂からみる眺めは最高だ。
夜空の星を見ながら、とっぷりと賢治の世界に浸る。
ほっと、一息つく。
天気に恵まれ、自然に恵まれ、本当に満喫した銀河鉄道の旅でした。
番外編
花巻市が大谷翔平の育った場所だと言うことを聞いて、びっくり。
早速彼の母校を訪れた。こんな田舎(ごめんなさい)から世界1のJリーガーが生まれたのか。。。想像もつきません。
彼がこの広いグランドでプレイをしていたそうです。
大谷のサイン入りティーシャツ
サイン入りメダル
宮沢賢治のゆかりの地として訪れたのだが、大谷翔平のメジャーリーガーの記念碑も見られるなんて。。。
ラッキー♡♡♡
とても得した気分になりました。
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