ヨーロッパ歳時記

  1. ポタジェ 喜びの季節

    ポタジェとは家庭菜園を意味するフランス語で、野菜、果物、ハーブ、草花などをお庭で育て、観賞用として見ても美しく、収穫しても美味しく食べられると言う意味で現在は使われています。パリの郊外に行くとこのポタジェをして、野菜や果実を育てている人がとても多いのです。サラゴン修道院(南フ…

  2. 子供たちの大好きなイースターのご馳走

    さあ、今日は待ちに待ったイースター(復活祭)です。フランスでは、この日のためにに子供たちはイースターのたまご飾りの準備をすることで忙しい。アンヌマリーも一生懸命この日に間に合うように卵に(専用の)絵の具を塗っていました。この日はゴベッティ家のお孫さんたちが教会…

  3. ノートルダム寺院でバロック音楽を。。。

    6年前だったか、パリのノートルダム大聖堂が激しく炎上している映像を見たときは絶句したものだ。こんなことがこの世に起こること自体信じられない気持ちでテレビを見ていた。私は敬虔なクリスチャンではないが、昔サンジェルマンのancienne Comedieに住んでいた時、サンジェルマン通り~…

  4. フランスのバレンタイン

    もうすぐバレンタインデーがやってきますね。バレンタインのあり方がフランスと日本ではかなり違うように見受けられます。まずバレンタインにチョコレートを送る人はあまりいません。クリスマスにチョコレートをプレゼントする人が多いので、またイースター(復活祭)もたくさんチョコレートを食べ…

  5. クレープの日 シャンドルール

    フランスには、もう一つ一年の運勢を占うお祭りがあります。それは、2月2日のシャンドルール(Chandeleurと呼ばれるキリスト教の祝日でろうそくの光の祭典を意味するラテン語)です。クリスマスから10日後にはガレットデロワ 40日後にラ・シャンドルールとイベントが続きます。この日は家…

  6. ガレットデロワパーティー

    フランスでは、1月2日から「仕事始め」となる。しかし1月6日のエピファニー(公現祭)までクリスマスのデコレーションが飾られているとなんとなく、お正月は、クリスマスムードが残っている気がする。大晦日シルベスターの騒ぎが終わると思うとすぐにガレットデロワ(公現節のお菓子)パーティーが…

  7. シャンペンと映画とももちゃんと。。。

    今年もあと数時間で終わり。。。クリスマスが終わったと思ったら、すぐシルベスターだ。今日は朝から 玄関、リビング、私の部屋と慣れない大掃除をしたので疲れた~私にとっての2024重大ニュースベスト3の中の一つが、88歳のアランドロンの死去であった。世界中のドロンの…

  8. ジル家のクリスマス

    私が通っていた学校はパリ市が運営するフェランディという調理師を目指すための職業訓練学校でした。ここでフランス人は、調理師の国家試験に合格するために勉強し社会人になるための一歩を踏むわけです。ある日私たちの調理実習の専任教授であったジル先生は、一人暮らしだったアメリカ人のカレンと私をク…

  9. クリスマスにはフォアグラ風パテを。

    12月に入ったのでそろそろクリスマスのための準備をしましょう。以前六本木の「マリー伯母さんの台所」というビストロでシェフをしていた時に、よく作っていたパテをつくります。フランスのクリスマスは生牡蠣やフォアグラのテリーヌをオードブルとして出すのが定番…

  10. エレーヌとプルーンのタルトを作る

    フランス東部アルザス地方では、初夏から10月上旬まで、プルーンが市場にたくさん出回ります。旬の時にたくさん市場で買うか、家庭でも至って育てやすいので、家のお庭から採ってきて、大きな鍋でぐつぐつと煮てジャムやコンポートにして瓶につめたりしています。秋晴れの美しいとき、アルザス地方コルマール…

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