お庭のイチジクでアペリティフ

 

我が家のイチジクは、「ドーフィン」とよばれ、植えてから約3年で初収穫ができました。一枚の葉に一つの果実といわれるほど、たくさんの果実を収穫できる樹であり、夏にとれる夏果と秋にとれる秋果があり、ドーフィンは夏と秋2回収穫できるのでとても重宝しています。

生ハムとメロンと同様に、アペリティフにはこの生ハムといちじく、またはイチジクとブルーチーズなんかも相性がよくて、よく出されるおつまみです。

もぎたてのいちじくは採った瞬間白い汁がでてきて、一見すると牛乳のようですが、それを二つに手で裂いて、上に生ハムをのせます。

すごく簡単ですが、果物と生ハムはとてもよくあいますね。

ドライイチジクも味が濃縮されていて好きですが、生のイチジクのつぶつぶが口に残りその甘さと生ハムの塩気で何もつけなくてもこれだけで立派なアペリティフのおつまみになります。
9月に入るとパリのマルシェや八百屋にいちじくが並びます。多種多様な品種がありますが、南仏産のソリエスと呼ばれる黒いちじくは皮は全体に黒紫色で果粉に覆われたものが多く、切ると中の白い部分は薄めで、赤い部分が多く占めています。

特にソリエス産のいちじくはフランス最高峰のいちじくと言われ、とっても小ぶりだけどその分、味はとても濃厚です。

無花果の字は、花を咲かせずに実をつけるように見えることに由来する中国で名付けられた漢語で、日本には1591年に熊本県諸島である天草のある神父がポルトガルのリスボンから伝えたとされ、天草は日本のイチジク発祥の地となのだそうです。メソポタミアでは6000年以上前から栽培されていたのだとか。アントシアニンやポリフェノールなども含まれており、美肌効果やアンチエイジングなどにもおすすめのフルーツです。

そう考えると、いちじくはなんとなく歴史の重みを感じさせられる果物ですね。

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