チェリーとコーヒーのフォンテーヌブロー

パリから40分も列車に乗るとフォンテーヌブローの森がある。一万8000ヘクタールの広さを誇り、かつては王族の狩猟の場であったが今でも自然が保護されていて、パリジェンヌが週末のバカンスに利用をしたり、郊外に住む人がちょっと散歩をしたり、ジョギングをしたりして自然を愛する人たちの安らぎの場となっています。

様々な動物や植物が豊富にあり、散歩していると鹿、イノシシ、ウサギに出くわしたり、野いちご、ブルーベリー、キノコなどを採りに来ている人も多い。

自然の光や木々のみずみずしさをより表現できるよう、バルビゾンに住んでいたコロー、クールベ、ルオーなどの画家たちが近くにあるフォンテーヌブローの森の中で作品を制作していた時代バルビゾン派の美術館もあります。

今日はそんな名前のつくスイーツを作りました。

フォンテーヌブローとは、フロマージュ・ブランと泡立てた生クリームを合わせて軽く水気を切ったシンプルで、家庭でもよく作るデザートです。
フロマージュブラン(白チーズ)はなかなか高価で手に入りづらいので、今日はマスカルポーネチーズを使ってみました。脂肪分40パーセントの生クリームは八分立てにしてマスカルポーネチーズを加えさっくり混ぜます。それを絞り袋に入れて、グラスにチェリーのコンポート、クリーム、コーヒーシロップと交互に飾っていきます。最後にミントとチェリーで仕上げます。

グレナディンシロップ(ざくろ)などで色をつけてピンク色に変化させたものやフランボワーズやイチゴなどのフルーツを加えたもの、お砂糖の代わりに蜂蜜を加えたもの、チョコレートソースをかけたものなど。ベースがシンプルなだけにとてもバリエーションに富んだものができます。

家庭でもよく作るフォンテーヌブロー。とても簡単で友達をお茶に招いたときなどにぴったりのスイーツ。
今日はティザンヌをゆっくりと飲みながら、午後の一時をビルエバンズを聞きながら嗜みました。

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