プロヴァンス村の畑からの贈り物

我がハーブガーデンでのルバーブ

やっとできたルバーブです。今年は前年より太くしっかりしたものができました。セロリの茎を赤くしたような感じで、これを2~3cmに切って砂糖に一日漬け、ホーロー鍋で煮てコンポートにしました。フランスでもよくジャムやタルトの中に入れたりして食べています。甘酸っぱくて林檎とアンズが混じり合ったような不思議な美味しさです。

2年目にやっとできたいちご

マルシェのいちごは日本のようにプラスチックよりも木箱にたくさん盛られているのが普通です。野いちご(Fraises des bois) のような小さな苺もありますが、一般的には形が整っていない大きな苺です。プロヴァンスのリュベロン地方のVelleronという小さな町では毎年苺祭り(Fete de la Fraise)が開催され、たくさんの種類の苺の他、苺でできたスイーツ、ジャム、コンポートなどがマルシェに並びたくさんの人で賑わいます。日本のスーパーで売っているような形の良くて甘いものに育てるまでには時間がいるようですが、これでも砂糖にまぶし、さっと煮ると程良い酸味でなかなか美味しいコンポートができあがります。

畑からのルバーブのフロマージュブラン&いちごのコンポート

フロマージュブラン(生チーズ)・生クリームに砂糖を加え、イチゴとルバーブのコンポートとあえると手頃なデザートの逸品ができます。いちごはふぞろいなのでさっとお砂糖で煮てコンポートにし、 ドンクのライ麦パンの上にのせて朝食を楽しみます。

南高梅で漬けた梅ジャムのカトルカール

フランスではプルーンが梅ににているかもしれません。色は紫ですが、種を取って砂糖で煮て、ムーランというフランス版裏ごし器でこします。そうすると日本の梅ジャムに少し似た様な味になります。家では南高梅を一つ一つ摘みとり、それをブランディに漬けたもの(2005年)の梅を取りだし果肉だけを取って煮詰めジャムにしました。それをカトルカールというパウンドケーキの中に巻き込んで焼いたら今までにない甘酸っぱくてちょっと和風っぽい味に仕上がりました。

小カブのポタージュ

フランスでは、赤カブ(ビーツvetterave)二十日大根(radis)黒大根(radis noir)スエーデンかぶ(rutabaga)をよくマルシェで見ました。今年は例年になく小雪がちらついたり、霜が降りたりしたので野菜の発育が良くないようです。かぶ・プチ聖護院大根だけがこの寒さに耐えてくれ、ほんの少しだけ収穫できました。柔らかくなるまで煮たかぶと玉ねぎを炒めたものを、ミキサーに入れて牛乳、塩コショーを加えて、ポタージュを作りました。粉のとろみではなく、野菜のピューレのドロッとした食感。化学調味料を一切入れていないので本当に野菜本来の旨味が凝縮され、とても健康的で美味しかったです。

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