フランスの四季と日々の生活

バカンス村サンクロード

フランス東部ジュラ山脈のサンクロードという小さな村に滞在していたとき。夏や冬になると、子供たちが林間学校(コロニードバカンス)として、30人ぐらいの子供たちがこの村にきて寝泊まりしてサバイバルしながら2週間位バカンスを楽しんでいました。

ブザンソンの屋根裏部屋

初めてフランスに住んだのはブザンソンというスイスに隣接した田舎町でした。このアパートは2番目に住んだ屋根裏部屋でしたが、教会の近くで鐘の鳴り響く音を聞く度にまさにここはヨーロッパなんだな。という実感がしたものでした。

おしゃれなパリの子供たち

フランスの学校では制服はありません。だから学校に行くときも何を着ていくのか、小さいころ頃から、洋服のコーディネートを自分で考え、選ぶので、この頃からおしゃれのセンスが磨かれていくようです。

ガレットデロワ

1月6日は公現節の日。キリストの誕生を見るために東方の国から三人の博士がベツレヘムにやって来た日です。一般にこの日までクリスマスツリーは飾られ、またガレットデロワという特別なフェーブ(陶器でできたキリスト)の入ったお菓子を食べる習慣があります。そのフェーブに切り分けたとき当たった人は王女様(王冠をかぶる)になれるのです。

ブザンソンでの屋根裏部屋

ブザンソンの駅か小高い丘をタクシーで登っていくと、中腹にゴベッティ夫妻の閑静な家がある。 この丘から眺める風景はまるで、アルプスの少女ハイジになった気分。煉瓦色の屋根と白い壁、真ん中にドゥー河が流れている。ここはまるでプチスイスのような風景だ。ゴベッティ夫妻は低調に私を迎えてくれ、早速私が住む部屋を案内してくれた。階段を上って、天井の四角い空き戸を上に押すとバタンと戸は倒れた。「今日からここがあなたの部屋になるんですよ」ヨーロッパには建物の上に突出した三角屋根があるが、両側の大きな窓からは優しい太陽光が入ってくる。「ここは娘が結婚するまで使用していた部屋なんです。大事に使ってくださいね」娘の想い出がたくさん詰まった部屋・・・ゴベッティ夫妻は私が娘のような、そんな心境で、貸してくれることになったのかなあ。

子羊のグリルパーティ

子羊のもも肉(Gigot d’agneau)をたくさん買ってきてアリサという唐辛子ペーストをぬってグリルすると最高です。アリサというのは唐辛子、ニンニク、玉ねぎ入りの北アフリカのペーストでよくクスクス、タジン鍋、ケバブなど様々な料理に使用できる万能調味料です。付合わせにグラタンドーフィノワ(じゃがいもののクリーム煮)やキャロットラペなどが添えられ、野外でみんなで羊の肉をほおばって食べた醍醐味は忘れられません。

みんなでパーティー準備

パーティーも4,5人ならよいが10人以上になってくると、準備するのが大変だ。フランス郊外の別荘で行われた大パーティはみんなで20人。これだけ大勢になると一人では太刀打ちできない。ポテトサラダやステーキアッシェ(ハンバーグのようなもの)などみんなで一緒においもを向いたり肉団子を作ったり。バーベキューでもやっぱり生の野菜サラダや一品煮込み料理などが欲しい。そんなことでみんなが準備に加わることで手際よく事が運んだ。タントトルーディ(トルーディ伯母さん)のデザートも最高だ。こんな大人数でも3種類ものでお菓子を作る。ファーブルトン(プルーンのプディングのような感じ)、アプリコットのクランブルケーキ、フランボワーズのムースなど。以前レストランで助手として働いていたのでその腕前も抜群だ。みんな夜中までパーティーを楽しみ酔いしれると大きな庭で野宿をして眠りについた 。

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