二年前、ももは猫おじさんのアミーゴというちょっとあごひげの生えたヨークシャテリア犬そっくりの顔をしたおじさんのところで生まれた。猫おじさんは小柄で、奥さんと共に猫を自家繁殖しているので、三階建ての一軒家にはどの階にも猫がたくさん。とにかく猫に囲まれてた生活をしていたの。
ももは太っちょのペルシャチンチラの両親との間に三つ子の末っ子として生まれたんだ。ずっとママのおっぱいを飲んでいたかったのに、ある日まこおばさんとか言う人が突然現れて、なぜかその家にももは引き取られることになったのよ。ママとそして兄弟と離ればなれになることを思うととても寂しくて。。。最終日はずっとママに抱きかかえられ甘えるだけ甘え泣きながら最期の夜を共にしたのにゃ。。
年齢不詳のおかっぱ頭をしたおばさん。まこっていうらしい。このまこちゃんに引き取られてからは、ひとりぼっち。兄弟とも離ればなれになったし、とても孤独で、ママとも会えない。寂しさのあまり神経性胃炎にかかって何度もおなかを壊した。病院にも何度も連れて行かされ、ビオフェルミンと言う猫用の薬を飲んでいたの。
いつも猫おじさんのところでは三つ星のツナ缶を食べていたのに、まこおばさんになってから、マツキヨの缶詰で、これがももの口に合わない(マツキヨさんすいません)。最初はあまり食べずにストライキを起こしていたら、少しずつ缶詰の質がグレードアップした。今ではももはシニア猫ではないのに、関節痛にならないようにとプロテコグリカンやコンドロイチンなどのヘンテコリンな栄養の入った牛乳、三つ星グルメ銀のスプーンやチャオチュールが出てきて、これらはとっても大好き。
少しずつ元気を取り戻し、ちょっと変わり者のまこちゃんともだんだん仲良くなって共に生活をすることができるようになった。
そんなことでやっと2歳の誕生日を迎えることになったのにゃ。
今日はとてもうれしい。まこちゃんが美味しそうなイチゴのバースディーデーケーキを作ってくれたのよ。ももはミルクが大好きなので生クリームもたっぷりのったのが好き。
みんなでももを囲んで(ろうそくはたててもらえなかったけど)お誕生日の歌をまこちゃんがフランス語で歌ってくれてとても嬉しかった。ちょっと変わり者のまこちゃんだけど、これから何年も一緒に付き合わなくてはならない。だから仲良くしないと。
でもまこちゃんはとても優しくて、高~い高~いと天井の方までももを持ち上げて遊んでくれるんだ。一緒に走ったりもするけど、階段なんか素早く上にのぼるとハーハー言ってついてくるからかわいそうなのでやめたんだ。
でも、ももはみんなにこの家でかわいがられてとってもしあわせなんだにゃー。
やっと二歳、お祝いしてくれてありがとにゃ~
チュッ。(まこちゃんにキスしちゃった)
↑写真はまこちゃんの書いたレシピをチェックしているところ
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