ショパンの曲はかなり有名な曲が多く日本人に最も愛される作曲家の一人だと思う。
私自身は、すごく好きというわけではないが、ショパンの遺作集は好きである。
パガニーニの思い出、ワルツイ短調、ラールゴ変ホ長調など、とても好きで簡単なものはピアノでも弾いてみたりしている。
そんな中で、最近ショパンの遺作がニューヨークの美術館で発見され話題になっているという。
本当にショパンの作品なのだろうか?
1830年~1835年までの作品らしい。どのワルツよりも短く、長さにすると80秒しかないみたいだが、聴いてみるとはっとさせられるような曲である。
ショパンは完璧主義者だったらしく、少し気に食わないと楽譜を破棄したり、公表しなかったりしている。なんと幻想即興曲なども、友人に「破棄せよ」という遺言だったにもかかわらず、公表したことであんなに有名な曲になったとのことである。
今回発見された楽譜も、筆跡、インク、紙などがショパンのものと一致しているのだとか。短いがとても美しい。これからの音楽家たちのトレンドになりそうだ。
異国での孤独、結核の不安を抱えながらも、愛人ジョルジュ・サンドの愛に支えられて、数々の名曲を生んだ。ショパンの「雨だれ」を含む『24の前奏曲』が完成したのは1839年、マヨルカ島ヴァルデモッサの荒れ果てた修道院で書かれた。結核にかかり、療養を勧められての滞在であったが、環境の変化で体調は逆に悪化する。結核ということで、住民からは避けられ……死を宣告されながらも、孤独や苦痛の中から生まれた美しい作品「雨だれ」、
マヨルカ島でのジョルジュサンドとともに暮らした日々など、次回ヨーロッパを訪れるときは、是非、ショパンが晩年を過ごしたマヨルカ島にその足跡をたどりながら訪れてみたいものである。
ラールゴ 変ホ長調
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