
12月に入ったのでそろそろクリスマスのための準備をしましょう。
以前六本木の「マリー伯母さんの台所」というビストロでシェフをしていた時に、よく作っていたパテをつくります。
フランスのクリスマスは生牡蠣やフォアグラのテリーヌをオードブルとして出すのが定番です。
しかし、フォアグラは高価でなかなか買えないので鶏の白レバー(鶏屋さんに頼むと提供してくれる)を使ってパテを作ります。
まずレバーを牛乳につけて一晩冷蔵庫に入れておきます。翌日よく水分をとり、炒めておいたニンニクと玉ねぎ、全卵、バター、ポルト酒を入れて、ロボクープで攪拌させます。ムース状になったら、漉してテリーヌ器に入れます。低温で湯煎にして150度で1時間半オーブンで火を入れます。
本当にフォアグラのテリーヌのようになめらかで濃厚なムースができあがります。
今回もクリスマス用のカナッペとして、3回分作り置きしました。
パテを大きなテリーヌ器に作って切り分けて冷凍庫で保存しておきます。日持ちも結構するので、冷凍庫から取り出し解凍し、毎日パンにつけて食べています。日本で言うとごはんに佃煮のような感じかな。
少しずつ準備していかないと、クリスマス当日にすべてを提供するのはなかなか大変です。
フランスには、シャルキュトリcharcuterieといって、 ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなどの多くは豚肉を原料とした加工品、またそれらを売っているお店charcutier、またお惣菜なども売っているお店(TRAITEUR)が多い。
いろいろなパテやハム、サラダ類、お惣菜など提供してくれます。
それらはグラタン皿の上にたくさん盛ってあって例えば、テリーヌを1cmくらい切ってくださいというと店員のおばさんはほんの少しでも切り分けてくれます。
ここに来れば、ワインも売っているお店もあって、何でもそろうので、このシャルキュチエールやトレトゥールが大好きでした。
普段着のお惣菜を知りたければ、ここに来るといいです。
旅行中でも、パテやテリーヌまたサラダなどをこれらのお店で買ってきてホテルに持参します。
そのお惣菜をフランスパンに塗ってワインと一緒に食べるととても安上がりです。
今日はアップルクリスマスツリーも出してみました。
なんとなく気分はクリスマス♡♡♡になってきました。
同じテーマ 「フランス歳時記」 の記事
-
イースターのお楽しみ
2024-03-29
-
KERMESSE フランスのミニ文化祭
2024-03-03
-
クリスチーヌの好きなカフェで
2024-02-11
画像つき記事
-
ウオーキングは楽しい!
2024-11-30
-
ゆずハニーでカクテルを。
2024-11-23
-
一人でアペロを。。。
2024-11-18
-
パリで食べた美味しい野菜たち(1)ビーツ
2024-11-14
この記事へのコメントはありません。