若鶏のレモンシチュー マントン風

今日は、南仏マントンの名物料理、若鶏のレモンシチューを作りました。マントン特産のレモンは大きくて、皮が厚いのですが酸味が弱く、マイルドな味のレモンです。そんなレモンをふんだんに使って作るのですが、今回は国産のレモン汁3個分、炒めた玉ねぎ、にんにく3個、固形ブイヨン1個、ローリエ、チリペッパー(小さじ2杯)、表面を薄くきつね色に焼いた若鶏のもも肉2枚を鍋に入れて1時間煮込みました。最後にオリーブを入れて1分煮てできあがり。程よいレモンの酸味とチリペッパーのちょっぴり辛い味が絶妙です。
多くの農作物は土壌によってその品質が大きく左右されます。
優れた農作物を生むのは、優れた土壌であることは、気候風土と共に第一条件です。そういった意味ではテロワールが重要な意味を成します。マントンは、フランス南東部コート・ダジュールの最も東にある町で、イタリアとフランスの国境近く、かつてはモナコ公国の領土でしたが、1860年にフランス領となりました。険しい山々に囲まれていますが、年間を通し温暖な気候です。ココナツやレモン、バナナやジャスミンなど、温暖な地域で育まれる植物や果物が名産となっています。レモンといえばマントンといわれるほど、この土地の特産品となっています。

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