ノルマンディ(3)伝統的な林檎のタルトを作る

 

昨日ほとんどの林檎を収穫しました。市販のものに比べて色は鮮やかではありませんが、味は甘酸っぱくてとてもおいしい。

そんなことで、林檎のジュースのほかに、今日はノルマンディ風林檎のタルトを作りました。

これは調理師学校のノルマンディ出身のジル先生から教えてもらった伝統的なタルトです。

まだ収穫していない林檎もちらほら頑張っています。

★ノルマンディ風 林檎のタルト

市販のパイ生地(できればBellamy’s)1枚

林檎(紅玉、ふじなど) 2個

レモン汁       半個

生クリーム    100cc

卵黄         2個

全卵         1個

きび砂糖      30g

カルヴァドス(任意)大1杯

バニラエッセンス

杏子ジャム

シナモンパウダー

1)パイ生地を伸ばして、型に入れ、フォークで穴をあけて、冷蔵庫へ。

2)リンゴは4等分にして皮付きのまま1,5mmくらいの厚さにスライスする。

レモン汁をまぶしておく。

3)全卵、卵黄をボールに入れ、砂糖を加え、じゃりじゃり感がなくなるまで攪拌さ        せる。

4)生クリームとバニラエッセンスを加える。滑らかになるまで混ぜる。

5)パイ生地を170度のオーブンで10分から焼きにする。

6)生地が冷めたら、その上に林檎を外側からほうしゃ線状に並べる。

7)アパレイユをかける。

8)180度のオーブンで30分焼き色がつくまで火を入れる。

9)焼きあがったら、レンジで温めた杏子ジャムを刷毛でたっぷり塗る。

10)シナモンパウダーを上からかける。

11)冷めて少し生地が落ち着いたら供する。

ノルマンディでは、林檎をスイーツに使ったり、またローストポークやチキンにも林檎のコンポートを添えたりします。果物のコンポートを肉に添えるのは初めてだったので少し違和感がありましたが、リンゴの酸味がお肉のうまみを一層引き立て、食べていくうちに美味しく感じるようになりました。
ノルマンディはりんごの産地でありまた酪農地帯でもあるので、シードル(リンゴ酒)や生クリームなどと一緒に煮込むお料理も多い。

お庭で育てた林檎だが、これでも充分美味しいものに仕上がりました。

将来はノルマン牛でも育ててみようかな(笑)

ノルマンディは、カマンベールやカルヴァドスなどの食文化も盛んだが、モンサンミッシェル修道院をはじめ、クリスチャンディオール美術館、エリックサティの家、モネの家、そして映画「男と女」の舞台となったドーヴィル海岸など、魅力的な場所がいっぱいです。

また機会あったら行きたいなあ。

しかし、このタルトを食べたら、なんとなくノルマンディにいるような気分になりました(笑)

ノルマン牛が「もーもー」と牧草を育んでいました。

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